Cursorで動画を生成する方法: 2026年完全ガイド

Cursor は動画をネイティブ生成できません。DIY API、MCP サーバー、またはひとつの CLI で、Cursor のエージェントモードに動画生成を追加する方法を紹介します。Veo 3.1、Seedance 2.0、Kling 3.0、Sora 2 Pro に対応します。

by AnyCap

Cursor でランディングページを作っているとします。エージェントは HTML を書き、コンポーネントを整え、レイアウトをきっちり仕上げます。そこであなたはこう言います。"ヒーローセクション用の製品デモ動画を生成して。"

Cursor は止まります。コードベースを推論し、複数ファイルにまたがってリファクタリングし、意図を補完できます。ですが動画生成はネイティブのツールセットには含まれていません。Claude Code、Codex、そして他のどのコーディングエージェントでも同じです。

ここでは、Cursor に動画生成を与える方法を紹介します。手動の API 接続から、エージェントスタック全体で使えるひとつの CLI コマンドまで、3 つの方法を扱います。


なぜ Cursor は動画をネイティブ生成できないのか

Cursor はコード向けに作られています。エージェントモードはリポジトリ上で動作し、ファイルを読み、編集し、ターミナルコマンドを実行します。それはコーディングエージェントにとって正しい範囲です。動画生成は別の能力レイヤーに属します。

問題は Cursor に動画が足りないことではありません。問題は、Cursor に動画をつなぐには、モデルごと、提供元ごとに別々の API を設定する必要があることです。Google の Veo、ByteDance の Seedance、Kuaishou の Kling、OpenAI の Sora。各サービスに独自のキー、エンドポイント、出力処理が必要です。

本来ひとつのコマンドで済むものが、何時間もかかる統合作業になります。


Cursor + 動画生成で何ができるか

手順の前に、この組み合わせで何が可能になるかを見てみましょう。

  • IDE を離れずに製品デモを作成。 Cursor エージェントがページを構築し、キーフレームを生成し、動画をレンダリングします。すべて同じセッション内で完結します。あなたは製品を説明するだけ。あとはクリップが届きます。
  • スクリーンショットからストーリーボードを動きに変換。 デザインフレームや参考静止画がありますか。エージェントがそれをアニメーション化して、レビュー用のドラフト動画にします。今まさに作業しているフローの中で完結します。
  • SNS 用コンテンツのバッチ生成。 ひとつのプロンプトテンプレートで複数のバリエーション。エージェントがループを回し、あなたが勝ち案を選びます。
  • 高速なモーション試作。 制作予算を使う前に、アイデアの動きを素早く試せます。10 秒の動画は、説明文1段落より多くを伝えます。

方法 1: 動画 API を Cursor に直接つなぐ

Cursor はエージェントセッション内でターミナルコマンドを実行できます。それを使って動画 API を直接呼び出せますが、最初にそれぞれの設定が必要です。

ステップ 1: 動画モデルを選ぶ。 洗練された製品デモには Veo 3.1。シネマティックな動きには Kling 3.0。リアルなシーンには Sora 2 Pro。制作バッチには Seedance 2.0。

ステップ 2: 認証情報を取得。 各提供元の開発者コンソールに登録し、API キーを生成して安全に保管します。

ステップ 3: 統合を書く。 Cursor から呼べるスクリプトか MCP サーバー設定を作ります。エンドポイント URL、認証ヘッダー、リクエスト形式、非同期動画生成の扱い(送信 → ポーリング → ダウンロード)を教えます。

ステップ 4: モデルごとの差を処理。 Veo は動画をある形式で返し、Kling は別の形式で返します。Sora はポーリングの挙動が異なります。統合側で全部処理するか、ひとつのモデルに絞ります。

ステップ 5: 画像→動画でも繰り返す。 ワークフローが静止画から始まるなら、別のエンドポイント設定、あるいは別の提供元が必要です。

これは動きます。ただしここでの「動く」は、動画を生成する代わりに 5 つの統合ポイントを維持するという意味です。モデルを増やすほど保守負担は増えます。


方法 2: 動画用 MCP サーバーを使う

MCP サーバーは、特定の能力を再利用可能な統合としてパッケージ化し、Cursor のエージェントモードから呼び出せるようにします。動画向けには次のような विकल्प があります。

  • HeyGen MCP — トーキングヘッド動画とアバターコンテンツ
  • HyperFrames MCP — アニメーション出力とモーショングラフィックス
  • Firecrawl Video — プログラムによる画面録画

MCP サーバーは認証とエンドポイント管理を内部で処理します。1 回設定すれば、Cursor のエージェントは他のツールと同じように呼び出せます。手動 API 接続より軽い設定ですが、まだ機能ごとに 1 台のサーバーを管理する必要があり、動画の前に必要になることが多い画像生成ステップ用には別の統合も必要です。


方法 3: すべての動画モデルを 1 つの CLI で扱う — Cursor、Claude Code、Codex 共通

この方法では、エージェントは個別の動画モデルを知りません。知っているのは 1 つのコマンドだけです。

anycap video generate --prompt "a drone shot over a mountain range at golden hour" --model veo-3.1 -o hero.mp4

インストールは 1 回、認証フローも 1 回。すべての動画モデルが 1 つの CLI の裏にあります。Cursor のエージェントモードは直接呼び出せますし、別プロジェクトで Claude Code や Codex に切り替えても同じコマンドがそのまま使えます。

ランタイムが担うもの:

  • すべてのモデルを 1 コマンドで。 --model veo-3.1--model seedance-2.0--model kling-3.0--model sora-2-pro — 同じ CLI、違うフラグ。
  • 認証は 1 回だけ。 1 つのキーで十分です。ランタイムが提供元の認証情報を内部管理します。
  • 画像→動画を内蔵。 --mode image-to-video を付ければ、静止画も入力にできます。
  • 一貫した出力。 エージェントはファイルパスを受け取るだけです。提供元ごとの非同期ジョブエンドポイントを解析する必要はありません。

Cursor 向けインストール:

npm i -g anycap
anycap login
anycap skill install --target ~/.cursor/skills/anycap-cli/

インストール後、Cursor のエージェントモードは anycap video generate を利用可能なツールとして認識します。同じインストールは Claude Code(~/.claude/skills/)や Codex でも動きます。

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Cursor でのテキスト→動画: プロンプトから生成する

anycap video generate \
  --prompt "a product unboxing on a clean white table, soft studio lighting, 1080p" \
  --model veo-3.1 \
  -o unboxing.mp4

実際の Cursor ワークフロー: 新機能を出荷しています。Cursor エージェントが変更ログを書き、告知ページを作り、そのあとティザークリップを生成します。すべて 1 回のセッションで完了します。ツール切り替えも、コンテキストロスもありません。

Cursor ユーザー向けクイックモデル選択:

クリップ種別 モデル 理由
製品デモ、ティザー Veo 3.1 最初の仕上がりが最も強い
ブランド動画、バッチ Seedance 2.0 一貫性があり再現しやすい
シネマティック、クリエイティブ Kling 3.0 カメラ制御が最も優秀
リアリスティック、ストーリー重視 Sora 2 Pro 最も実写に近い出力
速いプレビュー Veo 3.1 Fast 仕上がりより速度重視

Cursor での画像→動画: 静止画をアニメーション化

Cursor が特にうまく扱うワークフローは、まず静止画を生成し、そのあとアニメーション化する流れです。

# ステップ 1: Cursor のターミナルで静止画を生成
anycap image generate \
  --prompt "a clean SaaS dashboard on a laptop, floating UI elements, modern office lighting" \
  --model seedream-5 \
  -o hero-frame.jpg

# ステップ 2: アニメーション化
anycap video generate \
  --prompt "slow push-in toward the screen, UI elements fade in sequentially" \
  --model veo-3.1 \
  --mode image-to-video \
  --param images=./hero-frame.jpg \
  -o hero-animated.mp4

Cursor と相性がいい理由: Cursor のエージェントモードは、ファイルパス、アセット、今作っているページなど、プロジェクトの文脈をすでに理解しています。ヒーロー画像を生成したとき、hero-frame.jpg がリポジトリのどこにあるか分かっています。アニメーション化するときも、hero-animated.mp4 を正しい <video> タグに埋め込むべきだと分かっています。パイプライン全体が文脈の中に保たれます。


完全な Cursor ワークフロー: テキスト → 画像 → 動画 → デプロイ

# 1. 参考スタイルを調査
anycap search --prompt "SaaS product demo styles 2026" --citations

# 2. キーフレームのバリエーションを生成
anycap image generate --prompt "modern dashboard, floating UI, clean light" --model seedream-5 -o keyframe.jpg

# 3. 勝った案をアニメーション化
anycap video generate --prompt "slow zoom-in, elements fade sequentially" --model veo-3.1 --mode image-to-video --param images=./keyframe.jpg -o demo.mp4

# 4. 結果を保存
anycap drive upload demo.mp4

Cursor エージェントがスタイルを調査し、静止画を生成し、アニメーション化し、保存しました。最初のプロンプトを書いたのはあなたです。


Cursor vs Claude Code vs Codex: 同じコマンド、違うエージェント

CLI は 3 つとも同じです。違うのは skill ファイルの置き場所です。

エージェント skill ディレクトリ インストールコマンド
Cursor ~/.cursor/skills/ anycap skill install --target ~/.cursor/skills/anycap-cli/
Claude Code ~/.claude/skills/ anycap skill install --target ~/.claude/skills/anycap-cli/
Codex ~/.codex/skills/ anycap skill install --target ~/.codex/skills/anycap-cli/

同じ anycap video generate コマンド。同じモデル。同じ認証。違うエージェントでも、同じ能力です。


FAQ

Cursor のエージェントモードは動画生成をネイティブにサポートしていますか?

いいえ。Cursor のエージェントモードはコードを扱います。つまり、ファイル読み取り、編集、ターミナルコマンド、シェル実行です。動画生成には外部モデルが必要です。AnyCap を使えば、1 つの CLI で Veo 3.1、Seedance 2.0、Kling 3.0、Sora 2 Pro に Cursor からアクセスできます。

Cursor と Claude Code で同じ AnyCap インストールを使えますか?

はい。AnyCap を 1 回グローバルにインストールしてください(npm i -g anycap)。各エージェントに適した --target ディレクトリで anycap skill install を実行します。

動画モデルごとに別々の API キーが必要ですか?

AnyCap では必要ありません。1 アカウント、1 キーです。ランタイムが Veo、Seedance、Kling、Sora をまたいで提供元の認証情報を内部管理します。

Cursor で画像→動画はどう動きますか?

テキスト→動画と同じですが、--mode image-to-video --param images=./your-still.jpg を使います。Cursor のエージェントはプロジェクトのファイルパスをすでに把握しているので、静止画を簡単に参照できます。


まとめ

Cursor はコードに最適なエージェントです。ただし動画は作れません。それはバグではなく、責務分離が正しいということです。動画生成は専用の能力レイヤーに属します。

問題は、Cursor とそのレイヤーの間にどれだけの摩擦を置くかです。モデルごとに API キーを分けるのか、それとも 1 つの CLI コマンドにするのか。


Cursor に動画生成を与える — 1 回のインストールで全モデル対応


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AnyCap チームが執筆しました。私たちは、Cursor、Claude Code、Codex に 1 つの CLI で動画生成を提供する capability runtime を構築しています。エージェントが「それはできません」で止まらないようにするためです。